こんな疑問を解消します。
普段は日系大手企業の人事として労務管理や採用をしてます。
「あの人やることないのに今日も残業してる、、、」
ダラダラと残業をし続けている人を見てるとイラついてきますよね。あなたは必要で残業しているのに「納得いかないよ!」と思うかもしれません。
今回は「生活残業をする人の特徴」を人事の視点から説明します。
「一緒に働いていていいんだろうか?」という悩みの解決にもなりますので、参考にしてください。
そもそも生活残業とは
まずはじめに、そもそも生活残業って何?という人に向けて意味を解説します。すでに知っているよという方は、「こちら」まですっ飛ばしてください。
生活残業の定義
シンプルに言うと、「生活のために必要のない残業をする」というのが定義です。
本来、やむを得ない場合に残業をするのが原則ですが、無駄な残業をして残業代を稼ぐというのが生活残業です。
生活残業を言い換えると
生活残業の別名は次のようなものがあります。
- カラ残業
- 無駄残業
※進んで残業代を稼ぐものなので、サービス残業とは異なります。
生活残業が発生する原因
そんな生活残業が発生してしまう原因はなんでしょうか?
いくつか考えられますが、人事として会社を見てきたり、意見交換する中でわかった現状は次の通りです。
- 残業=偉いという文化があるから
- コミュニケーションが取れてないから
- 人事がちゃんと機能していないから
- 会社の価値が薄いから
順番に解説します。
残業=偉いという文化があるから
1つ目は、会社に残るということが偉いとされる文化があるからです。いわゆる昭和的な考え方ですね。
私は大嫌いです。
20代~30代前半の世代は全然理解ができない考え方です。ですが、どうしても昔の働き方の癖が抜けず、ダラダラやっている人はいます。
やることがなくて残るなんて偉さの欠片もないんですけどね。
コミュニケーションがうまく取れていないから
2つ目はコミュニケーションに関してです。上司が部下の管理ができていないから生活残業は発生します。
逆に言うと、部下が何をやるべきで、今どこまでできているかがわかれば、生活残業を見抜いて注意できるんですよ。
まあ、それができても注意はできない上司が95%くらいなんですけどね。。。
人事がちゃんと機能していないから
3つ目は人事の問題です。
生活残業をしている人は評価せず、きちんと働いている人を評価できれば、自ずと生活残業をする人は減りますよね。そこの判断・管理が人事ができていないため、生活残業をした人が得をする組織もかなり多く存在します。
人事の言い訳は「そこまで余裕がない」「それは上司の責任」が2トップですね笑
会社の価値が薄いから
4つ目は会社の価値が薄いというのが理由です。
つまり、基本給が低く、能力の低い従業員が多い会社ということです。
言い方厳しいかもですが、優秀な従業員はそういう会社に見切りをつけて早めに転職していなくなります。
それゆえ、能力の低い人が残り、業績が下がり、基本給が上がらず、生活残業をするというサイクルができているというわけです。
生活残業をする人の5つの特徴
ここから本記事のメイントピックである、生活残業をする人の特徴を説明します。
大きくは以下の特徴が挙げられます。
あなたの周りで生活残業をしている人はどの特徴に当てはまるでしょうか?
あるいは、あなた自身が当てはまっていないかも確認してくださいね。
生活費を稼ぐために働かないといけない人
一番多い特徴です。要は残業代を稼ぐために残業をしている人たちですね。
特に子どもの教育費のために生活残業をしたり、残業代ありきで住宅ローンを組んでいる人なんかが多いです。
まあ確かに物価は上がっているけど、賃金は上がっていないという言い分も分かります。
暇を持て余している悲しい人
続いて多い理由は暇を持て余している人です。趣味や家族等、他に時間を費やしたいことがない人です。
仕事を早く上がってもやることがないので、ダラダラと会社に残り続けます。
まぁ、悲しい人ですね。
考え方がかなり古く終わっている人
これは先ほどの生活残業が発生する理由でも書きましたが、考え方が古い人です。
残業を美徳としているので残る人です。
基本的にはそのような考え方をする人は、仕事ができないというレッテルが貼られるので、会社での居場所がなくなっていきます。
集中力がなく休憩が長い人
あなたの職場にトイレ休憩によく行く人はいませんか?
集中力がなく、1つのことにかなり時間をかけて進める人も生活残業をしがちな人の特徴です。
こういう人に注意しても、「まだ終わっていないので」と口答えされて終わります。
こだわりが強く完璧主義者な人
そこまで時間をかけなくていいことに時間をかけて、残業を続ける人というのも特徴の1つとなります。
いわゆる完璧主義者で、
- 「データの見た目をきれいにしすぎる」
- 「誤字脱字を何度もチェックする」
- 「仕事について上司に確認しまくる」
等のケースが多いです。
これらの特徴を持つ人が周りにいたら転職しましょう
ここまで、生活残業をする人の特徴を紹介してきました。
正直伝えたいのは、「これらの特徴を持つ人と仕事をするくらいなら転職した方がいい」ということです。
もっと強く言うと「一緒にいないでください」
転職すると、あなたの将来の選択肢が広がり、尊敬する人と働けるようになります。
「広告か」と思う人はスキップしてOKです。
人は周りにいる5人の平均になるとも言われています。生活残業している人を想像してみてください。
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生活残業する人を面接で見抜けないのか?
さて、話を戻します。生活残業をする人の特徴を挙げましたが、そもそも「なんでそんな人を採用したの?」と思いますよね。
面接で見抜けたら、能力が低い人もいなくなるし、イライラすることもなくなりますもんね。
基本的に面接では見抜けない
基本的に、面接で見抜くことはできません。面接の時間が短いですし、候補者もかなり盛って話しますからね。
また、面接の中で聞くのは大抵過去頑張ったことや、リーダーシップ経験、苦労したことです。
候補者側も美談しか話さないので、見抜けないんですよね。
見抜けても人事が妥協することがある
それに、人間性が少し微妙でも、新卒採用であれば「育成すれば何となる」と思って採用します。
中途採用は即戦力であることが大事なので、「専門性が高いから取ろう」といって専門性重視で採用するケースが大半です。
また、人事もサラリーマンなので、役員から人を取るように圧力をかけられています。
生活残業をする人への対策は?
では、生活残業をする人が周りにいる場合はどのように対策すればいいのでしょうか?
結論、その人を変えることはできません。
その前提で以下の対策を説明しますね。
①上司に報告をする
まずは上司に報告することです。
ですが、上司に報告して、
- 「そんなことないよ」
- 「周りを気にしてないで仕事に集中して」
と言われてしまったら自分の立場がなくなります。
それに、あなたが伝えたとしても動く上司はほぼいないと言い切っていいです。
なぜなら、上司としても生活残業をしている人と関係を悪くしてしまう方が、面倒くさいからです。黙認が楽なんです。
②本人に注意する
本人に注意してしまう方法もありますが、オススメしません。
証拠を求められるのも面倒くさいですし、何よりも真面目に働いている人が、わざわざ貴重な時間を割く必要もありません。
注意しても変わらない人が99%ですから。
③自分の仕事に集中する
「生活残業をする人の特徴」で挙げたような人は、基本的に変えられません。なので、あなた自身が変わるしかないんです。
まずは自分の仕事に集中しましょう。圧倒的なアウトプットを出すように努力すれば、周りが気にならなくなりますし、生活残業をしてる人の居心地がますます悪くなりますので。
④環境を変える
自分の仕事に集中できない。どうしても悪影響を及ぼされていると感じるのであれば、環境を変えましょう。
まずは、部署やチームを変えてもらうのがいいです。ですが、結局同じ会社であれば生活残業をしている人は山のようにいるので、会社ごと変えてしまうのが一番です。
一緒に働いているとどうなる?
実際、生活残業をしている人と一緒に働いているとどうなるのでしょうか?
基本的にポジティブな影響はないです。
むやみやたらにあなたに仕事が来る
生活残業している人は仕事がないのに、ある風に装います。
それを見抜けない上司が多いですから、仕事ができるあなたに仕事を振るようになります。生活残業している人に振っても終わらないですからね。
結果、あなたのワークライフバランスが崩れていきます。
生活残業している人に慣れてしまう
周りに生活残業している人がいると、その環境に慣れてしまいます。
慣れた結果、「あ、そういう働き方もいいんだ」となり、あなたも同じ側に行くことになります。生活残業族に仲間入りです。
あなたの市場価値が下がる
そのような環境に慣れてしまった結果、あなたの市場価値が下がります。
理由は2つで、1つはその会社で無駄に歳をとってしまうことです。基本的に若い人ほど市場価値が高いです。
理由の2つ目は、会社の知名度・価値=あなたの価値でもあるからです。優秀な社員が少なく、会社の業績が悪いのに残っている=転職ができずしがみついている人のレッテルを貼られるのが現実です。
自分の市場価値を下げたくないなら転職が吉
生活残業をしている人と働いていると良いことがないということはわかったと思います。
今の会社にい続けたら、あなたの市場価値が下がり続けますからね。
どうせ広告かと思った人は閉じてOKですよ。
生活残業している人を1つの面接ネタにできる
転職で生活残業をしている人をネタにできるのも強いところです。
もちろん開口一番に、「生活残業をしている人が嫌で転職してます」と言ってはいけません笑
ですが、まともな理由を伝えた後に、「実は周りにこういう人がいて、、、」と伝えると面接官側も同情してくれますよ。
気持ち的にかなり余裕ができる
転職サービスに登録すると、絶対にたくさんのスカウトをもらえます。
人事としてこれはガチで保証します。
そうすると、気持ちに余裕が生まれて、生活残業している人を見ても、
- 自分は他でも求められている人財だしな
- いつでもこんな会社辞められるからな
というように優越感に浸れます。
道連れになる前に行動するのが大事
私の周りにも転職で悩んでいるが、まずは転職サービスに登録だけしているという人が80%くらいです。
私も登録はしています
そっちの方が自分の選択肢が広がるんですよね。
ですが、あなたの場合、先ほど言った通り行動しないと道連れになります。
年齢が若いほど転職は有利です。今が人生で一番若い時です。
何も行動せず、「気づいたら生活残業していた」なんてならないように注意してくださいね。
【まとめ】生活残業の特徴や癖を持つ人とは決別しよう
今回は、生活残業をする人の特徴を中心に話してきました。
「今の会社に違和感を抱いているけど、平日は疲れてスキルアップもできないという方」は、若い時の貴重な時間を浪費するのはやめましょう。
環境を変えれば、変に周りからストレスをもらわずに、使える時間も増えます。
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ミスマッチを起こしたくないので……
あなたの生活がより幸せになることを願っています。
読んでいただきましてありがとうございました。