こんな悩みを解決します。
人事として労務管理や中途採用をやっています。
「生活残業は仕方ない」
そう諦めていませんか?
その考えの根底にはさまざまな原因があり、それぞれに見合った解決法を行うことで生活残業から抜け出すことができます。
生活残業のデメリットと生活残業をする人の問題点、解決方法を解説します。
生活残業とは【※飛ばしてOK】
生活残業とは、生活費を稼ぐ目的で行う残業のことです。
残業してでも終わらせなければいけない仕事がある通常の残業と違い、残業する必要がないにも関わらず残業代を目当てに行うのが生活残業の特徴。
似た言葉に「ダラダラ残業」、「カラ残業」などがあります。
【結論】生活残業は仕方ない?
結論、「場合によっては仕方ない」です。
すごく中途半端な回答になってしまっていますが、次の章で理由について説明しています。
基本は仕方ないというより「無駄」
きつい言い方になりますが、生活残業は本当に無駄です。
仕方ないと感じる方も多いですが、特に30代の人にとっては時間の浪費でしかなく、貴重な時間を安く売ってしまっているだけです。
といいつつ昔は私もやっていました。
仕方ないと感じたら危機感を持った方がいい
「生活残業は仕方ない」と感じた人ほど生活残業はしないでください。
時間を無駄にせずに、趣味を今より楽しんだり、家族と過ごす時間を増やせる方法があります。
答えは転職ですが、以下の悩みもありますよね。
- 「転職はミスマッチが怖い」
- 「家族に賛成してもらえるかわからない」
現状を変えたくない人は以下チェックしないでOKです。
そんな人でも、JACなら「コンサル型」なのでミスマッチはなくなります。
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それにグローバル企業をはじめとして大手企業と取引があるので、年収アップが見込め家族の賛同も得られやすいです。
仕方なく生活残業をしてしまう理由
普通に働いていれば生活はできるはずですが、なぜ生活残業をしてしまうのでしょうか。
大きな理由は以下の3つです。
給料が十分でない
- 基本給が低い
- 昇給がない、あっても少ない
そもそも収入が低く、残業代がないと生活が苦しいというのが大きな理由の一つです。
家や車のローン、教育費、突然の病気などで思わぬ出費が増えて、それまでの収入ではまかないきれなくなった場合も考えられます。
ほかにも退職金がなく、せめて残業代で収入に余裕を持たせたいケースや、昨今の物価高が影響しているケースなど、さまざまな理由が挙げられます。
残業をした方が人事評価が上がる
- 残業したら「仕事熱心」として評価される
- 定時で終わらせても評価されない
残業が人事評価にどう影響するかは会社によります。
ですが、生活残業は不要な残業なので個人の成果や会社の成長につながることはなく、余計な人件費がかかり、会社の損失となります。
今は良くても企業の体質改善で、定時までに仕事を終わらせた方が優秀と評価基準が変わるのも時間の問題です。
「コスパ」「タイパ」という言葉も出てきましたもんね。
生活残業をしやすい雰囲気ができている
- 残業している同僚が多い
- 通常の残業が発生しやすい
- 生活残業をしていても注意されない
残業が当たり前の会社では生活残業を気軽にできてしまったり、「生活残業は仕方ない」と思ったりしてしまえるような空気がただよっていることがあります。
生活残業をしていないかチェックする体制がない、または生活残業を黙認している会社も一定数存在しているのが実情です。
正直人事も見きれないんです。
生活残業をする人の思考に隠された5つの問題点
生活残業は仕方ないと思ってしまう背景には、考え方や生活スタイルなどの根本的な問題点があります。
その問題点とは以下の5つです。
金銭感覚が収入に見合っていない
- 収入の割に家賃や固定費が高い
- 節約できるところを節約していない
支出が収入に見合った額を超えているケース。
一般的に家賃は収入の3割までと言われています。
ほかにも格安スマホではなく大手キャリアを契約している、外食が多く自炊が少ない、利用していないサブスクリプション代や不要な保険代を払っているなど、原因はさまざま。
ひとつひとつは大した額ではなくても、積もり積もると万単位の金額になってしまいます。
借金や奨学金、リボ払いの返済で苦しい
- 趣味やギャンブルのために借金をしている
- 毎月の返済額が一定になるリボ払いを利用している
家のローンや進学のための奨学金といった、どうしても必要な借金は存在します。
一方、遊ぶためのお金が欲しいという理由で借金をしている人も少なくありません。
リボ払いは毎月の支払いを一定にできるので楽になると思われがちですが、通常の借金よりも金利が高いことがあり、支払額によっては利息だけしか返済できていない場合もあります。
将来の備えで生活が苦しくなっている
- 生活を切りつめてでも貯蓄をしたい
- さまざまな保険に入って保険代がかさんでいる
老後のために自力で2000万円の資金を備えるべきといわれる時代。
貯蓄やもしもに備えた保険は重要ですが、度が過ぎて現在の生活が苦しくなっては本末転倒です。
30代の私からしたら2000万なんて……と思ってしまうのもわかります。
慣れた仕事で楽をして収入を上げたい
- スキルアップによる昇給は大変なのでやりたくない
- 転職や副業はめんどくさい
資格取得や転職による収入アップには、自己研鑽や労力が欠かせません。
そういった努力を避け、今の慣れている仕事をのんびりやることで、楽に生活費を稼ぎたいという思考パターンです。
居心地が悪い家に帰りたくない
- 夫婦仲や家族仲が良くない
- 家に帰ると一人ぼっちになってしまう
- 家が散らかっている、汚い
家庭の雰囲気や住環境に問題があり、家に帰らずに仕方なく職場ですごしてしまう人もいます。
中にはそこまで深刻な問題はないものの、なんとなく帰る気になれずにダラダラと職場に長居してしまう人もいるでしょう。
こういうおじさんを見ていると悲しくなります……
生活残業をするべきではない理由
実際、「お金はあって困ることはないだろう」と思うかもしれませんが、生活残業は本当に仕方ないのでしょうか?
生活残業を続けることで生じる、さまざまなデメリットを見ていきましょう。
大きなデメリットは3つにまとめられます。
効率が悪いことが普通になる
定時までに終わらせるという意識がなくなり、非効率的に仕事をすることが普通になってしまいます。
会社が残業に厳しくなった場合、効率的にこなしていれば定時までに終わるはずの仕事が終わらなくなり、人事評価が下がって人生が詰みます。
スキルアップや昇給に繋がらない
ダラダラと残業しているだけではスキルアップや転職には繋がりません。
そのため、長期的な収入アップにはならないどころか、そういった機会を逃すことによる生涯年収ダウンになるリスクさえあります。
他の社員の不満やイライラがたまる
同じ仕事量でも生活残業でダラダラと仕事をしている人の方が給料が上がってしまうと、定時までに終わらせている社員が不満を持ちますよね?
「そんなに忙しいの?」と同僚との関係が悪化すると仕事に支障をきたしたり、上司からの印象が悪くなったりして、異動・降格・クビという最悪の事態すら起こりえます。
休息時間が減ってリフレッシュできなくなる
毎日のように生活残業をしていると、家で休む時間が少なくなります。
睡眠時間や気分転換の時間が減るとストレスがたまり、ストレスを紛らわすために余計なお金を使ったり、体調を崩したりして治療費がかかるという悪循環に。
良いことなしの最悪な人生ループです。
生活残業をなくすための解決法5選
デメリットしかない生活残業から抜け出すためには、原因を見極めて改善のアプローチへ繋げることが必要です。
家計を見直して余計な支出を減らす
- スマホやネット回線などを安く済む会社に変更する
- 買い物は本当に必要なものかを考える
他にも、不要なサブスクや保険の解約なども上げられますね。
不要な支出や収入に見合っていない支出を減らし、正しい金銭感覚を身に着けましょう。
帰りたくなる家にする
- 家族とコミュニケーションをとる
- 家に帰ったときのご褒美を決めておく
住環境を改善して、職場よりもずっと居心地の良い、自然と帰りたくなる家を目指しましょう。
家に帰ってできる趣味を見つけるのもいいですね。
また、美味しいものを買って帰ったり、入浴剤でゆっくりとバスタイムを楽しんだりなど、日々の「ちょっとしたご褒美」を用意することも効果的です。
私は帰宅したら芸人のYouTubeを見てリフレッシュします!
スキルアップして昇進や給料アップを狙う
- スキルアップや資格取得で昇給する
- 昇進して基本給を上げる
資格を取得すると基本給にボーナスが付く会社は多いため、生活残業の時間を自己研鑽のための時間に置き換えるのもおすすめです。
スキルアップすれば自然と昇進もしやすくなり、さらなる収入アップが期待できます。
副業をする
現在は求人情報誌やクラウドソーシングサイトで、隙間時間にできる副業がたくさん見つかります。
特別なスキルや経験を必要としないものも多いので、生活残業の代わりに副業で稼ぐのも手です。
ただし、副業を禁止している会社もまだまだ多く、就業規則で禁止されていないか、まずは確認してみましょう。
また稼げるようになるまで基本半年以上かかるので、その前に生活残業に戻る人が9割です。
転職する
転職なら一気に年収が100万円以上アップすることも珍しくありません。
気軽に始められるとはいえませんが、もはや転職は当たり前の時代。
転職活動を無料サポートするサービスや企業もたくさんあり、成功すれば生涯年収の面で大きなプラスとなります。
普段人事をしていて転職市場に詳しい自負はありますが、登録するならココ一択です。
「コンサル型」かつ年収アップが見込めるので……
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「そう簡単に解決する話じゃない」と思う人へ
残業代で生活費を稼ぐ生活残業はさまざまなデメリットがあり、長期的にみると年収アップにはなりません。
まずは何が原因で生活残業をしているのかを突き止め、その原因を解消しましょう。
そう言いたいところですが、
「そんなの原因はいろいろだから仕方ないんだよ」と思いますよね?
私から一番大事なメッセージです。
基本「もっとお金と時間があれば解決」しませんか?
それが同時に比較的楽に満たせるのが転職なんです。
「生活残業は仕方ない」と言わず、お金や時間に追われない人生を目指してみましょう。
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ただ、今動かないとゆでガエルになって人生詰むのが今の時代です。
私もここ数年で面接数が急激に増えました。あなたの同世代もこうしているうちに、転職サイトに登録して面接しています。
あなたの人生がより選択肢が多く、明るくなるように応援しています。
読んでいただきありがとうございました。