普段は人事として労務管理や中途採用を行っています。
今回は、上記のように片っ端からなんjで取り上げられている「生活残業」の話題を拾ってきました。
それぞれのコメントに対して、現役人事がマジレスしてみます。
興味がある方は「読みたい箇所」をぜひ読んでください。
生活残業する側も、されてる側も解決のヒントが転がっているはずですよ。
手取りはせめて25万はないと心が荒むわ
一発目のなんjからは、このコメント。
実は手取り25万は結構多いんじゃないかなという感覚です。
というのも大手自動車メーカーの30歳の手取り(残業時間ほぼゼロ)だとそれくらいだからです。ただ、ぶっちゃけ25万欲しいはその通りですよね。
回答としては次の通りです。
今の手取りで満足感をMAXにする
今の手取りで自分の幸福度をMAXにすることを目指すといいとでしょう。
具体的には、「やらないことを決めること」です。
例えば、
- 行きたくない飲み会に行かない
- 散財よりお金の使わない趣味を見つける
- 外食をやめて自炊を極める
などです。
要は今の手取りは変わらないとして、変えられるところはどこだろう?と考えるんです。
そうすると、意外と見つかりますし、そもそも探すのが楽しくなったりします。
私は大人数の飲み会はいかない主義に切り替えました。
いらないものを整理する
物理的に要らないものをメルカリ等で売るとお金になるのもそうですし、使っていないサブスクを解約するという方法もあります。
不思議なことに、いらないものを整理すると、それに使っていた時間も増えて、心が荒まなくてすむんですよ。
副業は辛い上に時給少ないからモチベーションあがらない
次のなんjからのコメントです。
副業もやっている私からしたらめっちゃ分かります。
痛いほどわかります。
例えば、ライターとかやっても最初は1文字1円以下とかで全然お金にならないんですよね。
それでモチベが上がらず結局辞めちゃう人は多いです。それに対する私の回答はこうです。
将来に生かせる副業をしてみる
視点を未来に向けると副業も続けやすくなります。
例えば、データ入力の副業だけずっとしてても本業にも生かせないし、いずれAIにとって食われちゃいますよね?
そうするとモチベが上がらないんです。なので、ライターでもAIを使ってみるとか、理系ならエンジニアにも挑戦してみるとかがオススメです。
私はこうしてブログを書くことでマーケティングスキルとライティングスキルが身について、本業にも活かせてますよ。
転職してから副業も考える
後はまず先に転職してしまうのも一つの手ですね。
なぜなら、「時給少ないからモチベが上がらない」ってことは、お金があればモチベが上がるんですよ。
これも不思議なもので、転職して年収100万円上がると、「あれ、もっと稼げるかも?」って思うんです。
また、残酷な現実ですが、世の中、
- 大企業=意外と暇で副業の時間がある
- 中小企業=忙しくて副業どころじゃない
こういう構造になっています。
ピラミッドの上にいる方が楽でお金も時間も持っているんです。
なので、まずは転職して、ピラミッドの一つ上を目指してみてはいかがでしょうか。
転職に失敗して今より劣悪にな環境に行きたくない人は「コンサル型」の転職エージェント一択です。
そうすればミスマッチも防げます。
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激推しエージェントです。
そもそも生活の為に残業て間違ってるからな
続いてなんjで見かけたコメントです。
これに関しては本当に心の底の底から同意です。
残業=どうしてもしなければいけない時に、嫌々やるもんです。
生活のために残業するなんて普通はあり得ないんですよ。
これは本当にその通りだけど、仕方ない人もいる
ただ、生活のために残業をしなければいけない人がいるのも事実です。
特に、
- 子どもが小さくて養育費が必要
- 家のローンを払わなければいけない
- 奨学金の返済をするのが大変
など、今の現状お金に困りすぎてはいないけど、将来が不安だから必要という人も多いです。
ですが、私が言い続けているのは、生活残業=スキルも身につかない無駄な残業です。
どうせするならスキルが身について成果になる残業をすべきです。
残業=当たり前な会社は辞めたほうがいい
残業をしないといけないケースにはもう一つあります。
それは残業が文化や風土となってしまっているケースですね。
昭和的な日本企業に多いですが、残業をしている社員=頑張っていると思われている場合です。
私が一番嫌いな考え方です。
この考え方が当たり前の会社はあなたの人生をむしばむだえですから、今この瞬間から転職活動をした方がいいです。
正直時間の無駄です。
ですが、今動けば将来、子どもと使える時間、家族と過ごす楽しい時間が確保できるんです。
ぜひチェックしてみてください。
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多分それやったらクソみたいなアウトプットをクソ長い時間かけて出すだけになる
さあ、なんjらしいコメントが出てきましたね。
これも賛成です。
結局生活残業者ってダラダラと仕事をやって自分のやるべきことを引き延ばしているんです。
なので、ダメダメなアウトプットが出て終了。
残業代だけその人に払って、会社側にとってはコストになって、ハイ終了です。
生活残業は癖になる
一つ伝えたいのは、生活残業は癖になります。
実際、癖になっていた私が言うんだから間違いないです。
特に帰ってもやることがない人は、いかに労働時間を長くするかを考え始めます。効率性と真逆の方向で進み始めるんです。
そうすると、あら不思議、次の月の手取りが上がるんですよ。そりゃあ癖になりますよね。
ですが、これも自分の時間が搾取されているだけなんですよ。
スキルも身につかずいつか置いてけぼりになる
というのも、ダラダラ仕事をしたところでスキルも成果もついてこないです。
そうなると、どうなるか、会社や世界から置いてけぼりになります。
ですが、これを書いている、2024年11月現在世界の状況は変わりまくりです。
必要なスキルも変わりまくりです。そんな中ダラダラ、チマチマExcelをいじっていたら、いずれ会社から必要とされなくなり、窓際に行くか解雇されて次に行く会社も見つからない状態になって詰みます。
同僚に生活残業か?って馬鹿にされた
どんどん行きますよ。
同僚に生活残業を馬鹿にされた人のコメントですね。
残念ながら、これは同僚が正しいです。
馬鹿にする言い方は正しくないですが、生活残業を注意してくれる人ってかなり貴重です。
この同僚は優秀だと推測します。
何か見える成果を残す
ここまで読んだ上で、もし「注意されても生活残業を続けたいんだ!」と思う人は、どうぞ続けてみてください。
いつか痛い目を見ます。
ただ、すぐに痛い目を見ない方法を一つだけ教えます。それは、成果を一つは残しておくことです。
例えば、あるプロジェクトを完遂させたことがある、みたいな成果を残した場合を考えましょう。
あなたが生活残業をしていても、周りは「あの日とは過去○○プロジェクトやってたし忙しいのかな」と見過ごしてくれます。
まあ、その場しのぎですけどね。
生活残業=時間の浪費はその通り
ここには書いてないですが、この同僚の方は「生活残業=時間の浪費だ」と説得しようとしたそうです。
はい、その通りですね。
あなたの貴重な人生の時間を売っているだけにすぎません。
「いやいや、稼いだ残業代で好きなことができているよ」と反論する人もいます。
それは今だけの話です。いつか必ず時間が何よりも貴重だと気が付くときが来ます。
それに、またまた宣伝になりますが、同じ時間で数万高くもらっている社員も他の会社を見ればいくらでもいるんですよ。
生活残業なんて足の引っ張り合いや
こんな、なんjのコメントがありました。
これは「あいつが残業しているなら俺も残業しなきゃ」と無理に残って頑張るパターンですかね。
昭和的な会社ならOKです。でも今の時代にはそぐいません。
帰って自己投資が一番コスパがいい
今の時代は自分の仕事が終わったら帰って自己投資が一番コスパいいです。
将来のために英語を勉強するもよし、マーケティングの勉強をするもよし。
その瞬間だけ見たらお金は発生していませんが、将来稼げるようになるためのスキルを身に付けているという考えのもと頑張ってほしいものです。
特に、年を重ねると、頑張る気力と体力がなくなるので、20代~30代のうちに、早く帰って自己投資の癖はつけておきましょう。
モチベーションが下がる場合は転職マスト
足の引っ張り合いをしていると、ふとこう思うときがあります。
- なんで俺こんな所で頑張っているんだろう
- 本当にやりたいことこれだったっけ
こうなるとモチベーションが元に戻ることは99%ありません。
まずあなたの価値観を見直してください。
きっと、仕事<プライベートじゃないでしょうか。
そんなあなたの価値観に合う環境に身を置くのが解決方法の一つです。
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「仕事仲間は毎日何時間もにしてるから家族!家族みたいなもの!」
こ~れ~はまさに昭和の日本企業ですね。
正直吐き気がしてきます……
仕事は仕事以外の何ものでもありません。家族と過ごすため、あるいは自分の人生でやりたいことをやるための手段でしかないです。
例えばベンチャー企業で、幼馴染と一緒にやっているとかならこの考えもありえますけど、今の時代にはやっぱり合わないですよね。
成果で圧倒する
そんな価値観を押し付けてくる会社に対しては、成果で圧倒しましょう。
ダントツで売り上げたり、超売れる商品を開発したり、実績を出すと上も何も言えなくなります。あなたが早く帰っても、周りは何も言えなくなります。
なぜなら、「何か言ってしまって退職されると会社として困るから」です。
その実績を作るためにはやはり自己投資が一番ですね。
そもそも価値観が合わなかったらやめる
もう何回言っているんだって感じですが、そもそも価値観が合わなかったらその会社は辞めてください。
価値観が合わない会社に居続けて残業を続けている人は、毎日がストレス、家に帰ってもそのストレスを解消するだけで精いっぱい、土日も回復に専念。そしてまた月曜日が来る。
実際、勉強や副業、自己投資できないのが当たり前なんですよ。
なので順番としては、環境を変えることがやるべきことの一番目なんですよね。
勘違いして今のストレス環境で無理に副業する人の多いこと。
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マジで残業してる奴の邪魔やから空気読んで帰れ
これはアンチ生活残業側のなんjコメントですね。
もちろん会社の中には、どうしても残業しないといけない人がいます。
そして、本当に残業しなければいけない人は往々にして優秀なことが多いので、仕事が集まってきます。
なので本当に忙しいんですよね。
生活残業は周りのモチベを下げて迷惑になる
そういう人からしたら、生活残業者は迷惑です。
本当に残業をしている人のモチベーションを下げます。
本当に残業して頑張っているAさんと、やることは終わっているのに帰らず手伝いもしないBさんが同じ評価で、同じ給料だったらどうですか?
確実にAさんのモチベが下がりますよね。
残業するならそれなりのタメになることを
仮に生活残業をして残業代を稼ぎたいなら、なんとかタメになることを考えて実行してください。
そうすれば真の生活残業にはなりませんから。
例えば、
- 誰も作ってない日常業務マニュアルを作る
- 体裁がバラバラな提案資料の体裁を整える
- 残っている人に声をかけて手伝う
など、小さいかもしれませんが何もやらずに社内広報の記事を読み続けているよりはマシです。
出世していくのには割と必要やと思うで
こちらは生活残業に少し賛成派のなんjに書かれたコメントですね。
生活残業は出世していくのには割と必要とのことですが、確かに完全に否定はしません。
ですが、出世にマストではないというのが私の考えです。
昭和な企業はその価値観が残っている
昭和な企業はその価値観が残っているので、正直仕方がないと思います。
ただ、昭和的な考え方しかできない企業はもれなく潰れていったり買収されているのが今の現状です。
また、昭和の価値観を持った人が定年退職で自動で抜けていくので、その考えはゆくゆくはなくなるはずです。
「なんでこの人が」と思ったら疑って
「なんでこの人生活残業をしているのに出世しているんだろう」と思ったらその人を観察してみるのもありです。
よくよく観察してみると実は、
- 根回しが得意
- データ分析に長けている
- コミュニケーションの鬼
だったりします。
いくら考えても謎なら、裏の力が働いているのでその会社は辞めましょう。
どう頑張っても出世できない無理ゲーをやらされているだけですから。
あまりにも残業するやつは無能の証やからボーナス減らせよ
さあ、なんjからのコメントも最後の一つとなりました。
最後は「なんj」らしく悪態をついていますね。
これは生活残業というよりも、残業そのものに触れていますね。
残業=無能の証と強い言葉を使っています。
日本の企業は足並みをそろえたい
実は、日本の企業(というか文化)は足並みをそろえたいんです。
そうすれば、色々評価制度も複雑にしなくていいし、評価者も一律の評価をつければいいから楽なんですよ。
仕事をしない人からも不満が出ないですからね。
なので、残業する人がいたとしてもボーナスは減らせないんです。加えて、仮に会社が無駄な残業だと判断して、残業未払い問題になると、そっちの方が面倒くさいんです。
なので、結局日本企業は保守的に「みんな一緒に一律のお金をもらって一緒に上がろう」精神なんですよね。
成果主義のグローバル企業を考えて
先ほどの日本的企業の話を聞いて、
- 「違和感を抱いた人」
- 「そんな環境にいたくない」
- 「それは時代遅れだ」
と感じた人はグローバル企業に今すぐ行ったほうがいいです。
グローバル企業は基本的に成果主義なので、無駄な残業をしている人がいたら普通に降格します。
残業=無能の証なので、定時で帰って成果を出す人が評価されます。
グローバル企業といってもその企業の価値観は様々なので、転職の「コンサルタント」に無料相談して検討してみてくださいね。
ハイクラス・ミドルクラス転職
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「生活残業 なんj」と調べたあなたは何がしたい?
今回は、「なんj」に書き込まれていた生活残業に対するコメントに、現役人事の私がガチレスしてきました。
(正直、読むのも書くのもつかれました笑)
私から最後のメッセージです。
今の会社で安泰に過ごすもよし(高リスク)
色々書きましたが、結論あなたが今の会社で頑張りたいならそれもよしです。
安泰に過ごしたいならそれもよしです。
ですが、今の時代の安泰ってなんでしょうか?
これをぜひ考えていただきたいです。
- 今の会社に居続けて仕事のやり方が固まる
- 新しいスキルが身につかない
- 生活残業でしか稼げない
この状況が崩れたとき、あなたはどうしますか?
どこでも生きていける能力を身に付けて
私の解決策は、いつでもどこでも生きていける能力を身に付けることだと考えています。
定義は難しいですが、例えば自分のいる会社がつぶれる時に転職経験がある人はきっとすぐ動けます。
AIの専門知識がある人は引っ張りだこになるでしょう。英語が話せれば日本以外の選択肢もあります。
それらの、どこでも生きていける能力を身に付けられる環境に身を置いてくださいというのがメッセージです。
そしてそれが叶うのがグローバル企業だと思っています。
ただ、
- 「ミスマッチのリスク」
- 「ついていけるかわからない不安」
- 「忙しすぎるのは嫌だ」
などの悩みがあるでしょうから、「コンサル型」の転職エージェントに登録して、無料であなたと企業の価値観を合わせながら転職支援をを受けてもらいたいんです。
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日々エージェントと関わっていて、色々なエージェント経由で来る求職者とも日々面接しています。
大きな声では言えませんが、私が登録するならココ一択です。
あなたの将来がより明るくなることを願っています!
読んでいただきありがとうございました。